「ここに置いていった話は、いずれ品書きの一つとして並ぶ。
誰の話かは詮索しない。
だが、並べた後は取り戻せない。
……呼び名と、覚えていることだけでいい。
曖昧でも、そのままで構わない。
お前の中にある、名前のつかない澱みを置いていけ。」